特徴①	多彩な変化球が持ち味だ。変化球はカットボール、カーブ、チェンジアップ、フォークを持ち球としている。中でもカットボールとフォークはストレートと球速が近く、見極めがしにくいボールだ。さらに、左右どちらの打者相手もにチェンジアップやフォークを投げられる器用さもある。速球の球速は速くないが、速球に近い変化球が多く、相手打者からすると非常に厄介な投手だろう。
特徴②	ストレートの球速は速くない。しかし、球速が近い変化球が多いので、よりストレートが有効になっている。特に右打者相手のクロスファイアーの精度が抜群だ。
特徴③	全体的な制球力は高い印象だ。抜け球はあるものの、おおむね捕手の構えたコースに投げ切れている。ただ際どいコースを狙いすぎる印象がある。球速の近いストレート、カット、フォークをアバウトに散らす方が打者としては厄介だし、投球も安定してくるだろう。

名前	伊藤将司(いとうまさし)
生年月日	1996.5.8
ドラフト年	2020 年
所属	JR東日本
経歴	横芝フェニックス → 横芝光町立横芝中学校 → 横浜高校 → 国際武道大学 → JR東日本
出身(地域)	千葉県(関東)
解説	小学校一年生時から野球を始め、横芝フェニックスに所属。横芝光町立横芝中学校では軟式野球部でプレー。横浜高校では一年生秋からベンチ入りし、二年生春からエースとしてチームを牽引。夏の選手権予選では4試合に先発し、準決勝と決勝で完封勝利を挙げている。続く甲子園では二回戦の丸亀高校相手に9回1失点、14奪三振の好投を披露したが、続く前橋育英戦で敗戦となっている。秋季県大会では全6試合に先発し県大会優勝に貢献するも、関東大会では準々決勝の佐野日大高校相手に打ち込まれ敗戦となっている。三年生春の選抜では、初戦の八戸学院光星高校相手に4回6失点で敗戦。夏の選手権予選では四回戦で10者連続三振を奪う活躍も、準決勝の東海大相模高校戦で6回5失点で敗戦となっている。国際武道大学では一年生春からリーグ戦に出場し、秋にはリリーフとしてリーグ二位防御率の1.74を記録。二年生からは先発となり、日本代表に選出され、日米大学野球では1試合に登板し、無失点に抑えている。三年生夏には二年連続の大学日本代表に選出され、日米大学野球選手権、ユニバーシアード野球大会では計5試合に登板している。四年生秋にプロ志望届を提出するも指名漏れを経験。 JR東日本では一年目から先発として公式戦に出場。夏の都市対抗では三回戦のNTT西日本戦で3回無失点に抑えている。

守備位置	投手,
投打	左投左打
身長	178 cm
体重	85 kg
最高球速	144 km/h
変化球	カットボール, カーブ, フォーク, チェンジアップ
総合評価	B 評価
解説	最速144km/hの技巧は左腕。最速は速くないが、平均球速は140km/h前後とまずまず。多彩な変化球を駆使し、打者を翻弄する投球は必見。スカウト受けしないタイプだが実力は高い。

チーム名	一位指名	上位指名	リストアップ
西武			〇
ホークス
日本ハム			〇
オリックス
ロッテ			〇
楽天
広島
ヤクルト			〇
巨人
横浜			〇
中日
阪神