特徴①	最速154km/hのストレートが魅力だ。ストレートで空振りやファールが奪えており、勢いが非常にある。若干リリース時に傾いており、シュート回転するが、回転数が多いからバットの下を振ってしまうのだろう。ただ、終盤にはボールの力が衰えてるので、スタミナには課題がありそうだ。
特徴②	レベルの高い変化球を操る。 140km/h前後のカットボールは、鋭く小さく変化し、空振りも奪えている。 130km/h前後のパワーカーブ、135km/h前後のフォークは落差も大きく、決め球として十分使えるだろう。この3つのボールは全てレベルが高く、十分使えるレベルだ。
特徴③	制球力はまずまずである。変化球は低めに制球出来ており、ボール球を振らすことが出来ている。ただ、ストレートは浮き気味で高めに抜けるケースも目立つ。ボールの勢いがあるうちは抑えられるが、疲れてボールの勢いが落ちると捉えられている。ストレートの制球力は今後の課題だろう。

名前	宮川哲(みやがわてつ)
生年月日	1995.10.10
ドラフト年	2019年
所属	東芝
経歴	生駒クラブライオンズ（生駒市立生駒南第二小学校）→ 生駒ボーイズ（生駒市立生駒南中学校）→ 東海大学山形高校 → 上武大学 → 東芝
出身(地域)	奈良県(近畿)
解説	4歳から野球を開始し、生駒市立生駒南第二小学校では生駒クラブライオンズに所属。生駒市立生駒南中学校では生駒ボーイズに所属。三年生時には全国大会優勝を経験。東海大学山形高校では一年生時から外野手としてベンチ入り。 2年生春に遠投120mという強肩から、投手に転向。上武大学では一年生春からリーグ戦に出場。 2年生秋に初勝利を挙げ、関東大会を勝ち進み、明治神宮大会に出場し、無失点の好投。 3年生春にもリーグ優勝で全日本大学野球選手権も経験。 4年生春にはリーグ戦で、最多勝利・最優秀防御率・ベストナインを獲得。秋季リーグでも6勝0敗という安定した成績を残すも、ドラフト指名はなく東芝へ。東芝では一年目からベンチ入り、3月のスポニチ大会で150km/hを記録する等活躍。 11月の日本選手権大会では自己最速の152km/hを記録し、勝ち投手に。二年目の都市対抗予選では自己最速を更新する154km/hをマーク。今後の活躍が期待される。

守備位置	投手
投打	右投右打
身長	177 cm
体重	80 kg
最高球速	154 km/h
変化球	カットボール, カーブ, フォーク
総合評価	S 評価
解説	最速154km/hの本格派右腕。速球の勢いがあり、ストレートで空振りやファールが取れるタイプの投手。持ち球はカットボール、パワーカーブ、フォークとなっており、どのボールでも空振りが奪える。制球力はまずまずで、だいたい捕手の構えたコースに投げられる。変化球は全体的に低めになげられるが、ストレートが浮いたり抜けたりし、甘く入るケースが多い。以上から、全体的に高レベルな投手であることがわかる。今後は速球の制球力向上が課題だろう。