特徴①	最大の武器は最速149km/hの質の良いストレートである。ストレートで空振りが奪える素晴らしいボールだ。肘の使い方がやわらかく、腕を縦に振れるので、回転の質が良いのだろう。回転数分析では藤川球児級のストレートという結果になっているのも納得だ。シュート回転も無く、安定した質の高さで投げられている印象。
特徴②	安定した制球力がある。左右のコースにキッチリ制球出来ており、制球力は高い。特に、相手打者の外角低めにキッチリ決まるストレートは素晴らしいの一言。四死球で崩れることは無いだろう。
特徴③	多彩な変化球がある。変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォーク。右打者へは切れ味鋭いスライダー、左打者へは外に逃げるチェンジアップといった具合に投げ分ける。フォークも回転数が少なくジャイロ回転なので落差が大きい。どの球種でも腕の振りがしっかりしている点も好印象。

名前	村上頌樹(むらかみしょうき)
生年月日	1998.6.25
ドラフト年	2020年
所属	東洋大学
経歴	賀集少年野球クラブ（南あわじ市立賀集小学校）→ アイランドホークス（南あわじ市立南淡中学校時代）→ 智弁学園高校 → 東洋大学
出身(地域)	兵庫県(近畿)
解説	南あわじ市立賀集小学校一年生から賀集少年野球クラブで野球を開始。小学校三年生時から投手に。南あわじ市立南淡中学校時代ではアイランドホークスに所属。中学校三年生時には全国大会であるジャイアンツカップにも出場。智弁学園高校では一年生夏からベンチ入りし、甲子園デビューを飾る。一年生秋からエースになるも、二年生夏の大会では2回戦敗退となる。秋季大会で結果を残し、三年生春の選抜で飛躍。全5試合に先発し、全試合完投勝利でチームの優勝に大きく貢献。智弁学園春夏通して初の甲子園優勝という快挙を達成する。プロから注目されるも、志望届は提出せず東洋大学へ進学。東洋大学では一年生春からベンチ入り、新人賞を獲得。しかし、二年生時には2018年ドラフト指名された上茶谷、甲斐野、梅津がいたため登板機会が限られていた。上級生3名が卒業した三年生春季リーグから、エースとしてチームをけん引。最優秀防御率のタイトルを獲得し、三年生ながら2019大学侍ジャパン候補に選出。今後の活躍が期待される。ちなみに、一学年上には2019ドラフト候補の佐藤都志也がいる。

守備位置	投手
投打	右投左打
身長	174 cm
体重	75 kg
最高球速	149 km/h
変化球	スライダー, カーブ, フォーク, チェンジアップ
総合評価	S+ 評価
解説	最速149km/hの本格派右腕。質の良いストレートで空振りを奪う。制球力も高く、左右コーナーにキッチリ投げ分ける。変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークと多彩。全体的に高レベルな完成された投手である。

チーム名	上位指名	リストアップ
巨人
阪神
横浜
広島
ヤクルト	〇
中日
ホークス		〇
日本ハム
ロッテ
楽天
オリックス
西武